3BBの快適ネット環境

タイにきてネットは試行錯誤の日々でした。

1.ひどかった
CyberPoint
我がコンドにはCyberPointというwifiネット業者が入ってましたが、これがすこぶる不良。
毎月使いきりの650B(2000円くらい)カードを購入して使用し、
決して安くはない料金なのに、PC1機のみ(携帯使えず)で年中接続不良を起こす。

特に朝はつながらないことすこぶる多し。
モデム設置場所近くの私の部屋ですらこんな状況なので、離れた部屋では更ににつながりにくく、
雨や風でもつながらなくなるとのこと。
電話で苦情を言うと、通話は本社バンコクへの通常電話となり、文句を言うたびにバカ高い通話料金がチャージされ、
(それを知らずに当初、何度も何度も苦情を言い、のちに何百バーツの電話代請求が来た。)
それなのに、苦情を言っても点検も改善も何もないまま放置なのだ)

Cyber Pointのホームページ

Review: Cyberpoint Internet – Poor Customer Service and Worst ISP I’ve Ever Used in Thailand



2.隣室のイスラエル人のWIFI借用
自分のPCのWIFIステータスをみるとMAOZ ○○○○という無線がとても強い電波として認識されている。
コンドの各部屋のポストに質問を入れ、てこの無線の所有者をつきとめると隣室のイスラエル人だった。
電話線を引いて、3BBのADSLをWIFIで使用しているとのこと。
そこで300Bでシェアーさせてもらうこととし、しばらく快適に使えていた。
PC2機と携帯が使えてとても便利だったが、このイスラエル人Mが別の部屋に引っ越し、シェアーできなくなった。

3BBのホームページ



3.自分で3BBのADSL回線をひく
Mが利用していたプロバーダー会社3BBに赴き、電話線によるADSL専用回線をひくことにした。
タイでの主流はまだADSLで、光ファイバーが少しづつ普及し始めている状態。
待ちの中心地で使われ始めた光ファイバー回線も、少し外れたチェンマイ大付近のこの辺りにはまだ回線が引かれていない。
回線を引けるのは3BB社のADSLだけ。
ただしコンドの電話回線に空きがあり、Mのように自分で独自回線を引かずにすんで安上がり
(Mは専用回線を引くのに3000Bかかったというので私もそれを覚悟したが)
月々の支払いは630B。PCも携帯も何台でも自由に使えて、快適なネット環境だった。


4.トレーディングツールが使えぬ悩み

しかし、デイトレしてみたら、楽天証券のMS(マーケットスピード)が使えない。
タイではどこでもMSがつながらない。

CyberPoint、3BB、バンコクやチェンマイのホテル、飲食店などのWIFI…すべてダメ。
つまりタイではどのプロバイダーでも
MSに接続できない。


楽天の説明では、MSが使えない理由は;

  プロバイダーがプロキシサーバやキャッシュサーバを使っている場合

  ポート80が利用できない場合(例えばファイアーウオールの設定などのため)

  その他設定に問題がある場合

(例えばセキュリティールーターの設定次第でMSが接続できない場合あり)

 

そこで3BBに出向いて直してくれるよう依頼。

この間、1,2か月、私が3BB支店に出向いたのが5回、

3BBの技術者が私のコンドにきてモデムの設定変更をしてくれたのが3回、

バンコクの技術者からの電話が、4,5回。

その結果、最終的に、このバンコクからの遠隔操作で設定変更でき、やっと完璧につながりました。

TeamViewer11とWire sharkというアプリでポート80の色々なIPアドレスにアクセスして接続の可否を試し、

可能なIPアドレスに接続固定した模様です。


5.サポートのよさに感激
最終的な解決までに時間はかかったのですが、無料でここまで誠実に対処してもらえ、
直してもらえるとは全く予期していなかった。
サポートサービスの良さに感激しました。

苦情を言うと、翌日には技術者が自宅にきて修理してくれます。
(バンコクの場合も翌営業日に、バンコクからすぐ電話がきた)

それから支店の受付のおねーちゃんが、「自分が直せる」といって私にPCとモデムを持ってこさせ、
その場でキーボードを叩いて設定変更してくれたのには驚きました。
英語もわかるし、技術的なこともわかるし、金色っぽい茶髪のおねーちゃんだけど、
ただの受付嬢ではなかたんですねえ。

(自宅にきた技術者は、英語がわからず、問題点が把握できず直さずに帰った後で彼女が直してくれたのです)

ただ、この設定変更は2,3日でダメになってしまったので、
再度支店に出向いて永続的、抜本的な修正変更を依頼すると、
「チェンマイにはそれができる技術者がいない」といって、バンコクに連絡し、遠隔操作に至ったわけです。

最終解決までの経緯は、
バンコクから3,4回電話があり、彼の指示で私がPC操作したけどうまくいかない。

すると翌日チェンマイの技術者2名が自宅にきて、バンコクと電話で話しながら、

TeamViewer11とWire sharkを私のPCに設定し色々なIPアドレスへの接続を試し
(私にパスワードを入れてログイン可能かどうかを1つ1つ試しながら)
適合するアドレスを見つけて解決に至りました。

このサポートの速さには感激しました。
翌日には技術者がすっ飛んできて無料で直してくれる。
これは日本ではありえない。
絶対に何日か待たされるし、バカ高い請求書が来るのは必須。

もしかして、これは、サポートがヒマなのではとも思えちゃいます。
最後の日は2人もきたけど、いつもくる(英語がわからない)お兄ちゃん一人で十分。
なんでぜ大の男が2人も来るのか…
これはつまりタイでは、労働環境にゆとりがあって余剰人員がいっぱいいるって
ことではないかと思ってしまいました。

6.一時停止も可能
更に意外だったのは、サービス停止もできること。
日本に2か月帰国するから前払いしたいと申出ると、2か月休止可能といわれ、2か月止めることにしました。
日本ではネットを2か月止めるとか、そんなことが可能なのか。
携帯も、ここでは
電話番号を保持したまま、解約料もなしで長期間不払いできるし、
労働力にゆとりがあって、すぐにすっとんでくるし、

タイの通信環境には大満足の私です。